某研磨廃水 凝集沈殿汚泥+生物処理余剰汚泥
導入の背景
当初スクリュープレスを導入していましたが、脱水ケーキ(脱水汚泥)が固化しやすく、度々スクリュープレスから脱水ケーキが排出されない問題を抱えておられました。
脱水機による排泥が思うようにいかない為、排水処理の状態も悪くなり、ご担当者様から、一刻も早く安定した汚泥脱水を行いたいと、弊社にお問合せを頂きました。
【問題点】
・脱水ケーキが固化しやすい
・スクリュープレスでは排泥処理が困難
方式の提案・ご採用(問題点の解決)
◆ご担当者様にヒアリング後、早速汚泥を頂き、脱水テストを行いました。
試験方法は「ベルトプレス式」・「スクリュープレス式」のテスト+両方式の比較検討を行い、以下の結果となりました。
・テストでは、お問合せの問題点通り、脱水ケーキが非常に固化しやすい汚泥であった。
×スクリュープレス式は脱水ケーキ排出が困難と想定される為、不可との判断。
〇強制的に脱水ケーキを排出することが出来るベルトプレス式が推奨。
ご担当者様へ結果をご報告し、再度行いましたヒアリング結果を踏まえ、以下の機種を提案し、ご採用頂きました。
◆ご採用機種:L型(ベルトプレス式)
・特殊仕様
ろ布洗浄水:排水処理設備で処理をした水を使用・・・清水使用量ゼロ
【問題の解決】
・安定した脱水ケーキの排出が可能になり、排泥がスムーズにいくようになった。
・その結果、排水処理の状態も安定。
・ろ布洗浄水に処理水を使用することで、清水使用の必要が無くなった。
ご担当者様から・スタッフから
ご担当者様から
脱水機の方式が変わるだけでこんなにも汚泥処理が安定するとは思いませんでした。
脱水テストでは比較検討もして頂き、方式ごとのメリット・デメリットを明確に知れたことも大きいです。
また、ろ布の洗浄には処理水の使用をしたいと要望したところ、リスクの説明から回避する為の仕様提案もして頂き、結果として満足のいく装置仕様となりました。
柳河エンジニアリングのスタッフから
安定した脱水処理が行えるようになり、喜ばしい限りです。
「お客様に合った最適な方式をご提案」することは、他方式のラインナップがある弊社ならではの「強み」です。
お客様のご要望の解決案も、可能な限りお答えしていきたいと考えております。